鞍馬山はやばい!?怖い!?鞍馬寺の地下は怖い!パワースポットの秘密とは?そして有名な鞍馬山の天狗の正体とは?

鞍馬山(くらまやま)へのアクセスは、賀茂川と高野川が交わる叡山電車の始発 出町柳駅から出発します。途中京都の鬼門を守る比叡山が見え、鞍馬駅に到着すると巨大な天狗のお顔が迎えてくれます。長い鼻は1.3mもあります。1代目は2017年に雪の重みで鼻が折れてしまったそうで、現在の天狗のお顔は2代目です。

鞍馬山はやばい!や鞍馬山は怖い!と言われているようですが、京都有数のパワースポットであり、雰囲気が怖く、天狗が棲んでいる「怪かしのお山」である、霊気がすごい、鞍馬寺の地下は怖い等々がその理由のようです。鞍馬山の鞍馬寺は、紫式部の『源氏物語』で光源氏が病を癒すために訪れた「北山の某寺」のモデルとされており、悪霊怨霊を封じた魔の寺として語り継がれているようです。

私が怖いと感じるのは、下記2つのポイント

奥の院参道から西門(貴船)までは、木がうっそうと茂っていて、何が出てきてもおかしくない雰囲気で怖い。特に魔王殿(鞍馬山最大の聖地)の辺り…
鞍馬寺の地下は怖い!要するに本殿金堂の地下清浄髪(しょうじょうはつ)奉納祈願所は、神秘的な場所なのですが、一人で参拝するのは怖い…
付け加えると!突如現れる2つの鳥居など、人が不思議の感じたり、直感で怖いと感じる場所がたくさんある。

さて、そんなやばい!?怖い!?鞍馬山の歴史をひも解いていきましょう!

「直感」にピンと来た方は、脳科学者、ミステリー小説家、勝負師や経営者が考える「直観」について下記リンク先にまとめていますので、ぜひどうぞ!

直感、そしてひらめきとは?


いざ、鞍馬山 鞍馬寺の本殿金堂へ!

まずは、仁王門(山門)の前では狛犬ならぬ狛虎がいらっしゃいます。御本尊の一尊「毘沙門天」のお使いの神獣なので狛虎となっています。

鞍馬山 鞍馬寺の本殿金堂へは、日本で唯一お寺が営むケーブルカーあるいは、九十九折参道を歩いていくことがきます。九十九折参道には義経にまつわる伝説がいくつも残されており、義経が鞍馬寺にいた200年ほど前に創建された由岐神社もおすすめですのですので、私は樹齢800年以上のご神木を見ながら歩くことをお勧めします♪10月の火祭りでも知られている由岐神社の少し先には、源義経にとって重要な場所である、川上地蔵堂があります。親から引き離された幼い源義経が、お地蔵様に手を合わせることを心のよりどころとしていたと伝わっています。そして、川上地蔵堂には義経供養塔があります。


鞍馬山 鞍馬寺には、宇宙のパワーが降り注いでいる!

鞍馬山 鞍馬寺の本殿金堂には尊天と呼ばれる3体の御本尊が安置されています。その姿を拝むことができるのは60年に一度の寅年のみという秘仏です。

・向かって右には、「千手観音菩薩」 – 月輪(たちりん)の精霊ともいわれ慈愛の象徴です。

・中央には、「毘沙門天」 – 太陽の精霊ともいわれ光の象徴。鞍馬寺で最も重要と言われています。

・向かって左には、「護法魔王尊」 –  地の霊王。 この寺にしか祭られていない特別な存在です!

鞍馬山 鞍馬寺の本殿金堂の目の前の金剛床(こんごうしょう)は、三体のご本尊、尊天の力を授かれる場所です。尊天とは、人間を初め、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・ 宇宙エネルギーと言われており、金剛床に尊天の力が天から降り注ぐといわれています。その力が最大になる五月の満月の夜には、五月満月祭(うえさくさい)が行われ、多くの人が訪れます。


鞍馬寺でしかお目にかかれない毘沙門天立像とは?

鞍馬山 鞍馬寺の霊宝殿には拝観できる像もあり、鞍馬山 鞍馬寺でしかお目にかかれない珍しいお姿をしています。その毘沙門天立像は、平安後期に手掛けられた国宝です。甲冑に身を固め、右手に鉾を持った勇ましい出で立ちで、左手は額にかざし、鋭いまなざしで遥か遠くを眺めているようです。

なぜ、このようなお姿なのでしょうか?

鞍馬山 鞍馬寺は、平安京の鬼門の方向に近くに位置しているため、鬼門の方向に毘沙門天を置いて都を守るという意味がありました。そのため鎮護国家の毘沙門天という別名もあります。その姿で勇ましい出で立ちで邪悪なものから都を守るため、鋭くにらみを利かせているのですね!


鞍馬山最大の聖地への道とは?

鞍馬山の山の奥に、奥の院参道という険しい山道に天狗がいると伝わる場所があります。起伏の激しい山道がおよそ1.5kmに渡って続いており、そこを進むと天狗伝説の聖地があります。

今をさかのぼること約800年前、牛若丸に剣術を教えたといわれる天狗ですが、その聖地に行くまでに牛若丸に関連する場所がいくつか残されています。

まずは、牛若丸は天狗に兵法を習うために深夜、独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだ場所とされている場所が、息継ぎの水です。

そして。牛若丸が兵法修行をしたと伝えられる、杉の木の根がむき出しになっている木の根道です。このあたりは地面がとても固く、杉の木が土の中に根を張ることができず、根が地面にむき出しになってしまってしまうそうです。牛若丸は、この木の根の間を飛び跳躍力を鍛えたのですね。壇ノ浦の合戦で、義経は船から船に飛び移る八艘飛びで難を逃れることができたのも、このときの修行のおかげかもしれませんね。


鞍馬山の天狗はどこに住んでいた?

鞍馬山に僧正坊といわれる天狗が住んでいたといわれるのは、僧正ガ谷不動堂です。鞍馬山の天狗と牛若丸はこの場所で出会い、修行をはじめられたと伝えられています。


鞍馬山最大の聖地はどこにある?

鞍馬山最大の聖地とは、本殿から歩いて約30分のところにあると魔王殿です!徒歩30分と書くと、聖地感が無くなりますが、鞍馬山最大の聖地です!

魔王殿拝殿の奥に、ごろごろと大きな岩が転がっています。そこより一段高いところにある小さな祠が魔王殿の本殿です。周りの岩を調べたところ、ここは海底が盛り上がって出来上がった土地だと分かりました。ここは650万年前に金星から護法魔王尊(尊天の一体)が降りたった場所なのです!人類救済のために降臨した場所です!!

そして、なんと護法魔王尊のお姿を拝める場所があるのです!鞍馬山すごすぎます、さすが京都有数のパワースポット!


鞍馬山の天狗の正体とは?

護法魔王尊のお姿を拝める場所は、本殿金堂の隣にある光明心殿です。そのお姿はまさに天狗!頭には山伏の頭襟(ときん)をかぶり、背中には大きな翼がみられます。650万年前に金星から鞍馬の山に降り立ったのは天狗だったのです!


鞍馬山 鞍馬寺の地下には特別な場所がある!?

そこは、鞍馬山 鞍馬寺本殿金堂の地下にあります。壁一面に小さな壺が並べられている暗い空間です。暗く狭い通路を歩いた先に、鞍馬山 鞍馬寺の三体の御本尊の御前立を拝観でいる宝殿という場所です。ここに祀られている3体の御本尊は、鞍馬山で育ったの樹齢千年を数える杉の原木で彫られており、仏像の後ろ側に回り込むこともできます。仏様を後ろから拝見することはめったにありませんから、まさに特別な場所です!

また髪壺堂ともいわれる清浄髪(しょうじょうはつ)奉納祈願所があり、壺には鞍馬山の尊天信仰に生きることを誓った信徒が洗い清めた自分の髪を自分の分身として奉納、尊天様の近くに自分の分身を置いて、そのお力をいただきたいという願いが込められており、宝殿には一万個以上の壺が納められています。なんとも神秘的な雰囲気の場所です。



関連リンク

鞍馬山 鞍馬寺の魔王殿を過ぎ西門を出ると、貴船につきます。そこにあるのが丑の刻参りで有名な貴船神社です。下記リンク先で貴船神社についてひも解いています。

貴船神社は呪いで有名!?呪いの起源 丑の刻参りとは?奥宮の伝説とは?貴船神社はパワースポットで、絵馬発祥の地!!

異界へつながる井戸がある六道珍皇寺については、下記リンク先でひも解いています。

六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は怖い!?鐘で霊をあの世から呼び戻す迎え鐘(むかえがね)とは?

身近な異界への入り口「鬼門」については、下記リンク先でひも解いています。

鬼門は異界への入り口、鬼門封じはどのようにするのか?現在も見られる京都の鬼門封じとは?お化けや幽霊が丑の刻に現れる理由は鬼門にあった!

時代の流れと共に変わっていく異界の者「鬼」について、下記リンク先でひも解いています。

鬼の正体とは?なぜ、酒呑童子は、最澄に比叡山から追い出されたのか?そして百鬼夜行とは何だったのか?鬼について詳しくひも解いていきます!

鬼は鎌倉時代にバリエーションが増え、室町時代から江戸時代にキャラクター化し、江戸時代の鬼は酒呑童子などのリメイク版?!

鬼は人の悲しみ・悔しさを表し,鬼は神として祀られる!? 人はなぜ鬼になるのか?- 日本人1500年の闇

平安京の怨霊について下記リンク先でひも説いています。

平安京は怨霊鎮め、鬼門・裏鬼門そして安倍晴明の邸宅がポイント!

鎌倉の怖い場所

切通(きりどおし)は鎌倉の心霊スポット!?歴史の道百選の一つ切通のおススメ観光スポットはどこ?



心霊主義と科学というロマン

1900年代初頭、科学者たちは、科学的に証明できる目に見えない力が、霊魂にも働いているかもしれないと真剣に考えおり、科学者が魂の重量を計測しようと試みたり、あの有名なマリー・キュリーも霊魂との交信会に参加していたということを御存じでしたか?

コナン・ドイルの生涯と心霊主義、なぜコナン・ドイルは妖精や霊魂の存在を信じたのか?

「コナン・ドイルって誰?」って思いました?シャーロック・ホームズシリーズや、ロストワールド(←恐竜が出てくる映画の原作です)の著者です。作品と著者の認知度の乖離が激しいです。

シャーロックホームズは実在したのか?魅力と謎とは?活躍した時代は?


コメント

タイトルとURLをコピーしました