黒又山(くろまたやま)の空洞と謎とは?黒又山の頂上はパワースポット!

黒又山(くろまたやま)は、秋田県鹿角市にあり通称クロマンタと呼ばれる標高280メートルの謎多き山で、登山口には両部鳥居があり山頂には本宮神社が鎮座しています。

黒又山は花輪盆地の十和田大湯にあり、南西約2キロ先には、2021年に世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つで、かつてこの山と何らかの関係があるのではないかといわれる「大湯環状列石(大湯ストーンサークル)」がそばにあります。

今回は謎多き山、黒又山についてひも解いていきましょう。

黒又山の本宮神社の由来

黒又山は山岳信仰の対象であり、頂上の本宮神社があります。創立年代は不明のようですが、本宮神社の由来は、医者である本宮徳次郎が、医者の守り神である薬師如来を四方はるか遠くからでもお参りできるよう黒又山頂に薬師堂を建立し、本宮神社の名が掲げられたのは明治になってからのようです。頂上には三間四面の薬師堂が鎮座され、ご本尊は薬師如来です。


黒又山の本宮神社の下には空洞がある!?

1992(平成4)年に同志社大学が母体となった学術調査団 環太平洋学会が、大規模な地中レーダーや赤外線写真・航空写真を使った科学的な調査調査を実施しました。山頂での発掘調査で縄文時代後期(約4000年から2300年前)の土器などが出土し、調査団は古代からの祭祀遺跡だと判断しました。そして二次調査で地下を調査すると、空間が電波を乱す状態になっており映像が乱れて見れなかったものの、山頂地下には何かが存在する可能性を示すデータが得られました(ピラミッドである可能性!?)。また、地中をレーダーで調査したところ、西側斜面の断面状況図は階段を示し、山全体が階段状のピラミッドに似た7〜10段の階段に加工されていることが明らかになったようです。頂上部は明らかに山の表面を階段状に削って人工的に整形されたようです。当時の調査団の一人だった鈴木氏は「構造がエジプトのピラミッドを同じ」「山がないから山を作った」などと話しており、また天文観測所・方位観測ではないかと推測しています。

2022年テレビ東京の番組で、東北大学の佐藤教授に最新の機械を使用したレーダー調査を依頼したところ、やはり地下に空間がある可能性がわかりました。黒又山の土地所有者は、発掘した穴を埋めて戻してくれるのであれば、発掘調査をしてもよいとおっしゃっているようで、今後調査が行われる可能性がありそうです。


黒又山の謎とは?

黒又山には江戸時代からたびたび発光現象が見られる

黒又山には江戸時代からたびたび発光現象が見られ、ピラミッドがエネルギーを発生させているとも、UFOであるとも言われている。

信州大学 特任教授の榎本祐嗣氏は「地殻変動で岩石が破壊され電気エネルギーが発生し音の出ない放電が起きる」と説明しており長野県皆神山の発光現象と同様に、黒又山の地下で地殻変動が起きていれば、電気の発生と放電により発光する可能性は大いにありそうです。


磁場が狂う

黒又山の頂上の本宮神社のご本尊の前の地面にコンパスを近づけると、針がずれる(磁場が狂う)のです。地面からコンパスを離すと、コンパスの針はもとに戻ります(ゼロ磁場)。

仏様を祀る神社

神社なのに薬師如来(仏様)が祀られています。

日本では明治維新の神仏分離令(天皇を奉るため神道と仏教を完全に分離する)までは、神祠と仏堂が混在して祀られることは自然なことで、特に山岳信仰ではそれが顕著だったようです。
高尾山(東京都)の山腹に位置する「薬王院」の本社でも鳥居があるなど、神仏習合のスタイルがよくみられるようです。


本宮神社が向いている方角が奇妙

本宮神社は西を向いています。神社は通常、東か南を向いて建っているのが一般的ですが、西を向いているのは、「常識」ではないようです。また、仏像などは極楽浄土がある西を向いていることもありますが、それでもお堂は東や南を向いているのが一般的のようです。


黒又山の頂上はパワースポット!

黒又山は祭祀システムの中心地点

黒又山周辺には、大湯環状列石(大湯ストーンサークル)などの遺跡や古社が多くあり、これらの多くは黒又山を中心として正確に東西南北の方角に位置しており、また夏至や冬至の日の出・日の入りの方角にあることが判っていることから、少なくとも、この黒又山を中心に据えた祭祀システムがあったと推測することもできそうです。

黒又山を中心に夏至の日の出地点は駒形神社旧社、日没地点は四谷稲荷神社であり(野中堂遺跡からは夏至の日の出の方向に位置)、冬至の日の出地点は四角岳山頂部、日没地点は土ヶ久保(とがくぼ)神社となっているそうです。


黒又山は鬼門封じの山

大湯環状列石(大湯ストーンサークル)から見ると黒又山は北東の鬼門の位置にあり、黒又山から見ると大湯環状列石が裏鬼門にあたります。

ゼロ磁場

ゼロ磁場とは、磁気のN極とS極が拮抗して打ち消しあい、磁力が存在しない状態のことです。ゼロ磁場では何もない「無(0)」ではなく、プラスとマイナスの大きなエネルギーが均衡のとれた「全て」を持ち、命を育むエネルギー場を形成すると言われています。古来より聖地やイヤシロチと呼ばれる気の整った場所で、おいしい水が湧き出たり、訪れると心身が癒されたり、病気が治ると言い伝えられる場所(パワースポット)は天然のゼロ磁場であることが多いようです。



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